Mi amas vin.

My life is my message

「余命10年」という映画を見て

 

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人間は自分で限界を決める。

身体じゃない。

気持ちが決める。

 

気持ちに身体が従う。

 

 

だから、

あと何年の命って、自分で思ってたら

あと何年の命って、自分で信じていたら

身体がそれに従い、その通りにする。

 

 

飢餓の地域で

「わたしはご飯を食べられない」

と思い続けた人間は死に

「わたしはご飯を食べない」

と思い続けた人間は生き残ったという実話を聞いた時、

思い・念・気持ちの力ってすごいんだなって思った。

 

同じ状況でも

その現実の【捉え方・解釈】でこんなにも世界は変わる。

 

 

そんな、不思議だけれど

嘘みたいな本当の話があるのが

この世の中だとわたしは思っている。

 

 

だからね、

本人の意志なんだよね。

 

本人が諦めたら、もう命は終わっちゃう。

 

でもその本人の意志って、

その人以外の人間には決してコントロールできない。

 

 

結局、

本人にしか痛みはわからないし

本人にしか辛さはわからないし

本人にしか葛藤はわからないし

本人にしか恐怖はわからないから。

 

 

だからどれだけ自分が大好きで、生きてほしいと願う相手だとしても、

自分が相手に「生きたい」と思わせることは不可能で。

 

 

だから悲しいし

だからやるせないし

だから絶望するし。

 

 

そんな、わたしが、

大好きなおばあちゃんを亡くしたときに

味わった感情がそのまま

「余命10年」の映画にも描かれていて

その家族の情景はあまりにも胸に響いた。

 

 

押し付けたくはない

でも、生きてほしい

生きたいと、思ってほしい

命をあきらめて欲しくない

 

 

そんな葛藤と優しさと愛とが

家族役のひとりひとりの役者さんの表情の機微に現れていて、それがあまりにも美しかった。

ただ、ただ、美しかった。

 

 

そこに1番泣いたなあ。

 

 

あとは、もうすぐで命が終わると知っていながら、一緒にいると覚悟を決めた男の姿にもやっぱり胸をうたれた。

 

 

愛するから失う痛みが生まれる

好きでいるから別れが辛くなる

一緒にいるから離別が怖くなる

 

 

そういうときに、ついつい

傷つかないようにと、自己防衛しようとするのが人間だ。

 

 

だから、

好きじゃなくいようとしたり

離れて距離をとろうとしたり。

 

 

それは

真っ当な人間の防衛本能なんだけど、

わたしたちは、一生自分の身を守るために生きてるわけじゃないから、

自分の魂の望みに従って自分の胸を震わせるために生きてると思ってるから

 

 

愛することと引き換えに

喪失の痛みを請け負うのだと

覚悟決めて一歩踏み出せた人間、

踏み込めた人間が、美しくてたまらなくて大好き。わたしはひとのそういう部分に胸が震えるし涙が溢れる。

 

「愛するとは傷つく覚悟」とはよくいうけど

まさになんだよな、ほんと。

 

 

そういうところも映画の中で描かれていて、すごくよかった。

 

 

 

恐れと向き合わず

恐れから逃げて生まれるものは

曖昧で中途半端だ。

 

そんなものは、

わたしは、いらない。

 

 

全力でぶつかってこいよ!

それができないやつに相手してる時間はねえ!

 

 

みたいな感覚が自分の中から

ふつふつと湧いてきたのが面白かった。笑

 

 

 

 

Twitterでふと、見かけた予告動画。

なんか惹かれたんだよね。

 

映画『余命10年』本予告 2022年3月4日(金)公開 - YouTube

 

 

あと映画の中での音楽はRADの野田さんが手がけていて、もう彼は天才だと思いました。

 

歌詞のない

言葉のない

音楽が

こんなにもひとの心情を表せるだなんて

すごいなって思った。

 

シーンごとの心情と野田さんのピアノによる音楽とのかけ合わせがほんとにすごいよ。

 

 

そして、主題歌の「うるうびと」も素晴らしいね。

 

 

なんかふと、気になった映画。見てよかった。

やっぱり大切なことたくさん詰まってた。

 

 

小説もあるよ。

わたし小説とか読まないけど、

この映画みたら、読んでみてもいいかもなって思えた。

まゆにしては激めずらしいことです。

小説を自ら読もうだなんて。

 

 

 

この前の3.11といい

余命10年といい、

わたしは、

突然くるお別れを知っているし

大好きな人は必ず死んでいなくなるって知ってるから。

 

 

友達の自殺も家族の死も悲しかったけれど、誰かの命は、こうやってわたしの命に繋がるんだと思えたら、それはギフトでしかないのだなあ。

 

 

ありがとう。

 

 

 

 
 
 
 
 
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