何ひとつ忘れなくていい。
100日チャレンジ35日目
なんか不思議なんだけどさ
めいっぱいに愛してくれた人よりも
めいっぱいに愛した人のほうが忘れられない気がしたんだ。
人が死ぬ時に思い出すのは
『愛された記憶じゃなくて愛した記憶』
とは、よく聞く。
だから、そういうことなんだと思う。
でもわたしはまだ死ぬわけじゃないから
愛した記憶が
愛した人のことが
忘れられないことは
まぁ痛いんですが、
この痛みは、死ぬ時には
1番のタカラモノになるわけだ。
だから、
何ひとつ、忘れなくていい。
忘れようと、しなくていい。
*
今日は4年のひととひさしぶりにでんわした。
なぜか、その人の前では、
話してるうちに自然に泣いてるまゆがいた。
最近の彼とお別れして
まだぐずぐずが自分の中にあること、
素直に話せた。
有難い存在だ。
*
夜はお友達と飲みに行って。
本気で好きになったら
辛いから、しんどいから、痛いから
無意識に本気にはならないようにしてる
っていう、心理、あるよなあって話になった。
そんで友達は、
だから恋愛はいっかなって感じでここ数年きてるけど、
まゆは、本気で好きになったらしんどいこともあるけど、それでも、本気にならないこと、それなり・その程度のとりあえずの恋愛はできないから、
ちゃんと好きになって
ちゃんと痛むんだと思う
って話をして、
まゆちゃんは強いね、って言われた。
でもその、本気にならないように無意識になっちゃうのも自然だよね。
人間の本能だ。
痛い思いをしたら
もう傷つきたくない、と思うのは
人間の自然な防衛本能だ。
でも、ほんとは、
わたしの願いは
痛みはあるけれど、
ちゃんと好きになって
ちゃんと繋がりたいって思うから。
たくさん泣きながら
時にはめそめそをしながら
今をただ、生きてゆくのだ。