Mi amas vin.

My life is my message

人間 と 言葉

 

わたしはずっと言葉が嫌いだった。

 

 

「言葉なんて、なければいいのに」

 

って思う時があった。

 

 

わたし自身が小さい頃は

言葉を喋らなかった子だと、

おばあちゃんに言われたことがある。

 

 

 

 

あとは、わたしの魂の特徴は【静寂さ】と

言われたこともある。

 

 

そのすべての理由は、

 

 

わたしが1番すきなのは

わたしが1番美しいと思うのは

 

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この世界だから、なんだとおもう。

 

 

言葉を超えて、

想いを交わし合う。

 

言葉を超えて、

愛を伝え合う。

 

表現すること、

伝えること、

届けること、

歩み寄ること、

愛すること、

 

 

それらは、ときに、

言葉を使うよりも

言葉を使わない方が

 

 

より、こころのど真ん中に、

触れる  ときがあるんだ。

 

 

 

 

 

人間は、

 

言葉があるせいで、

 

愛し合ってるはずなのに

憎しみあったり、傷つけあったりするから。

 

 

 

言葉があるせいで、

 

好きなのに、

大事にしたいのに、

愛したいのに、

 

その気持ちとは、

 

真逆のことを、相手に伝えてしまうから。

 

 

 

 

 

いろんな感情で頭もこころも

ぶぅわぁぁあーーー!

ってなってて

わたしの中に生まれてるものを

 

どうにもこうにも

説明ができない時

言語化ができない時、

 

それは【ない】のだと、

判断されてしまうから。

 

『言葉にできない』

それくらい、いいじゃないか。

そんなの、何になるっていうんだ。

言葉にできないのは、仕方がないんだ。

 

 

言葉なんかで、

気持ちを図るな!

複雑で繊細で色鮮やかな心の中をわかろうとなんてするな!

決めつけるな!

判断するな!

 

 

そんな風に思った時もあった。

 

 

 

すべてはわたしが、

「ほんとうの言葉」を放ててないからなんだけどさ。

 

 

あの動画のように美しく

生きているものすべてと関わりたいのは

誰よりもわたし。

 

 

 

 

 

それがしたくてたまらないのに

できないことが多いから

 

『言葉なんてなければいいのに。』

 

なんだよね。

 

 

この言葉が、

 

ふとしたきっかけで、

 

じわじわと静かに

わたしの胸に湧き上がり、

 

声にしたとき

 

わたしは、涙が止まらなかった。

 

 

 

どんな涙、と言えるのだろうね。

 

 

言葉によって、これまで

大切な人をたくさん傷つけてきたことの

胸の痛さ、やるさなさ、悔しさ。

 

自分のそのままを、すべてを、

忠実に言葉にできないことの歯がゆさ。

 

 

そんな、涙だった気がする。

 

そんな想いたちを、

わたしは「言葉」に持っている。

 

 

 

 

 

海獣の子見た人はわかるだろうけど、

クジラは、

わたしたち人間が言葉を使って

コミュニケーションを取っているより

何倍も、より、正確に、ありのままに

仲間とコミュニケーションをとってる。

音  によって。

 

 

イルカも、

ひとつの音に、たくさんの感情を込めることができる。

例えばひとつの音に、

「大丈夫かい」という心配

「心配してるよ」という思いやり

「安心してついてきてね」という励まし

「だいすきだよ」という愛

 

そのすべてを、ひとつの音に含ませる。

そのすべてが、相手に届く。受け取られる。

 

 

 

でも人間は、そうはいかない。

 

 

ひとつの言葉に

ひとつの意味だ。だいたい。

 

嫌い   と言ったら、

嫌いと思われちゃうし、

 

 

好き   と言ったら

好きと思われちゃう。

 

 

それだけじゃないその他の感覚や感情は

すべて言葉にしなきゃならない。

 

 

 

 

それがめんどくさかったんだ。

言葉って、人間って、なんてめんどくさいんだって思ってた。

 

こころの中にあることを

なるべくありのままに言語化しようとしても、わたしにはすごく難しかった。

 

 

 

特に、

 

1番好きな人の前では。

1番失いたくない人の前では。

1番大切な人の前では。

 

 

 

 

 

直は、

曖昧なものをそのままに

複雑なものをそのままに

様々な思いのそのすべてを

1番大切な気持ちを取りこぼすことなく

 

言葉にするのがすごく上手な人だった

 

 

だから余計に、

 

すごくギャップを感じてた。

 

 

 

何度も、

このわたしの頭の中、こころの中のことが

 

 

目を合わせた一瞬で、

手に触れた一瞬で、

抱きしめた一瞬で

 

直の頭へとコピーされればいいのにな。

 

 

とか、よく思ってた。

 

 

 

 

 

あ、実際に

 

何も喋ってないのに

何も言葉を交わしてないのに

 

目と目を合わせてるだけで

お互い、涙が流れるときはあった。

 

 

そういうときはほんとに

言葉を超えて、交わし合ってる。

 

 

その世界もありながら、

 

 

 

一方で、

 

言葉にしなきゃ、伝えられないこと

言葉にするからこそ、分かり合えること

ってのがある。

 

 

 

 

いろんな経緯を経て

そこへのトライをしてきたこれまでだったけど

 

 

昨日の夜は、

 

人生で初めて、

 

肌だけじゃなく

言葉でも、

 

わたしのありのままを

クジラ並みに、伝えることに成功した!

 

 

 

普段は言葉にしない領域を

頑張って、言葉にしてみた。

 

ほんとうに伝えたいところが

伝わるように、言葉にしてみた。

 

 

新しかった。

不思議な感覚だった。

 

しどろもどろで、

ぎこちないけど、

 

それでも、言葉にした。

 

 

 

そしてそれはちゃんと、受け取られた。

 

 

 

うれしかった。

 

人間も、なかなかいいかも、捨てたもんじゃないな

って思った。

 

 

 

 

 

「言葉」

 

 

愛し合うために使われたり

凶器になったり、

 

 

扱いは難しいけど

 

 

 

人間には、人間にしかない、感情がある

 

 

人間には、人間にしかない、闇がある

 

 

人間には、人間にしかない、自我がある

 

 

それが、人間の彩りなのだと。

 

 

 

だからこそ、

 

人間にしかない、【言葉】も、大切な彩りで。

 

 

 

 

ひとは

 

言葉によって救われたり

 

言葉によって悲しんだり

 

言葉によってうれしくなったり

 

言葉によって愛を受け取ったり

 

言葉によって傷ついたり

 

 

いろーーーーーーいろあるけど、

その、『いろいろがあること自体』が、

 

人間にとっての、【豊かさ】なんだなと思った。

 

 

 

 

言葉を愛していきたい。

 

人間を愛していきたい。

 

 

 

悩んで悩んで、試行錯誤して

たまに成功してうれしくなったり、

ほとんど失敗して後悔ばかりだったりの

「言葉選び」

 

 

これを味わって、たのしんでいきたいな。

 

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